野良猫を保護して家族になる

ねこ

出会い

次男が小学1年生の朝。

ベランダで洗濯を干していると、学校へ行ったはずの息子が玄関先で大きな声で叫んでいました。

「おかあさん、仔猫つかまえたー」

「にゃーにゃー」

確かに仔猫のような可愛い声がする!

急いで玄関へ行くと、、、

なんか巨大なクロネコを抱っこした1年生の息子。

「ほらー仔猫ー」

「え、なんで、ふつうに大きいじゃん!どうした?」

声だけは仔猫のように高くて可愛い。

でも顔がデカくて目つきが男らしい立派なクロネコ(この時点ではオスかメスかは分からなかったけど)

「え、大人のノラネコだよね、、、」って思ったけど、なぜか息子は「僕が帰ってくるまで家にいさせてあげて!」と懇願。

大きくて目つきの悪い真っ黒な野良猫、普通ならダメダメ!と言いそうなところだけどなぜかその時の私は「今日休みだしいっか」とすんなりOKし息子を小学校へ行くよう促しました。

今思うとすごく不思議でこの出会いは必然だったと感じています。

息子が帰ってくるまで野良猫さんと2人きり。

リビングに段ボールを用意し、その中にお魚ソーセージと水を用意して入ってもらいましたが、野良猫さんはすごくいい子にしてました。

今思うと、あの時空腹や怪我の痛みや過酷な野良猫生活で疲れ果てていたんだろうな。

こちらをじーっと見てきて、わたしもじーっと見てたんだけどなんかすごくしっくりきたのを覚えてます。

何なんだろうこの感覚。この子がここにいるのがすごく自然だし嫌じゃない、前から一緒にいるみたいな不思議な感覚でした。

野良猫さんなので臭いが気になるのと、足を痛そうにしてたので息子が帰ってきてから動物病院へ。

足の怪我は爪が剥がれていたようなので傷の手当と、血液検査などなど色々してもらいました。

先生曰く

爪をカットされていた形跡があるから飼い猫だったはず。

爪が剥がれたり前歯もかけているから、恐らく捨てられてしばらく野良猫として暮らしていて、事故にあったのか何かしらの衝撃を受けた形跡がある。

満足にご飯を食べれていないからすごく痩せている。

年齢不明だけど、成猫で去勢手術はされていない。(男の子でした)

人懐っこさと我が家での落ち着きぶりからして、飼い猫だったんだろうと予想はできたけど、捨てられて事故にあったり?お腹はぺこぺこで激痩せ状態の野良猫さん。

お腹いっぱいにしてあげたいし、足の傷も早く治ってほしい、自然と家族として受け入れる心境になっていました。

病院の帰りにペットショップで猫グッズを買って帰り、自然な流れで家族になりました。

とりあえず買ったもの

・猫トイレセット(トイレとシートと猫砂)

・キャットフード

・首輪

以上

こんなもんでひとまずは大丈夫でした。

息子達は野良猫さんが家族になることに大喜びでしたが

後にその時小学3年生の長男の日記で、「黒猫と初めて会った時怖かったし、仲良くなれるか心配だった」とありました。


病気

野良猫さんを家族として迎えることになり名前を家族で考えましたがあっさりと「クロちゃん」に決定。

おとなしくて頭のいい子で、トイレもすぐに覚えてくれました。

ちなみに猫はトイレトレーニングがとても楽で、ほとんど失敗せず覚えてくれます。

クロちゃんの場合、一度新聞紙の上でおしっこをしたので、その後また同じ素振りを見せた時にトイレに誘導しました。

その一度でトイレを覚え、それ以降失敗したことは一度もありません。

猫トイレの設置場所はわたしたちと同じトイレの中。なので我が家は使ってない時は常にトイレのドアオープンスタイルでした。

あまり動き回る感じもなかったので、そのままリビングで暮らしてもらうことに。

怪我や体力が心配でしばらくはお風呂に入れず、申し訳ないけどしばらくは寝室に入れないようにしました。ノミも気になるし。

その後の通院で怪我は良くなったけど、血液検査の結果「HIV陽性」とのこと。その時は猫エイズについて知識がなかったので検索しまくり、これから先発症しなければいいけど、発症するととても辛い症状が出てくるらしい。

かと言って今わたしたちにできることは、痩せてしまっているクロちゃんに沢山ご飯を食べてもらい暖かい部屋で安心して暮らしてもらうことだけ。

足が相当痛かったのか最初は高いところに登ったりジャンプしたりはせずおとなしく過ごしていたクロちゃんもだんだんアクティブクロちゃんに。

テーブルにすら上れなかったクロちゃんは、二段ベットからヒョイっとジャンプして降りるまで元気になりました。

日々の様子はとっても元気でHIVキャリアってことを忘れるくらいに穏やかに過ごしていました。

ちなみにくろちゃんにはいつもロイヤルカナンのフードを食べてもらっていました。

その時の年齢や体調に合わせて選べるのでおすすめです。

動物病院の先生から一番最初に紹介してもらったフードです。

息子たちとクロちゃん

大型のクロネコ、顔が大きく目つきが悪く声は仔猫のように高くて可愛い、1番の特徴は頭突きの強さ笑 すりすりが強すぎてもはや頭突き。クロちゃんは頭突きが大好きで「ごつん!」と音がするし、眼鏡を吹き飛ばすほどの威力。男らしいクロちゃんです。

ご機嫌の時の「ゴロゴロ」の大きさも、大会があれば優勝するレベル。

発見者の次男とは戦いごっこをしてよく遊んでいました。猫パンチもするし、ホールディングも強く男の子同士のじゃれ合いって感じ。

長男とは穏やかな関係で、常に長男の体のどこかにくっつき一体化していました。

母子家庭の我が家では、わたしは毎日仕事なので、息子たちが学校から帰った時にクロちゃんがいてくれる環境が本当にありがたく、息子たちもクロちゃんが家で待っていてくれるから安心だったと思います。

兄弟であり母親代わり

当時わたしは昼パート&夜バイトで仕事を掛け持ちしていました。

その頃は近所に母がいてくれて不在時には助けてもらっていましたが、夜のバイトは帰宅が深夜。息子たちの寝顔を見に行くと、必ずクロちゃんも一緒に布団に入って寝ていて、3兄弟のようでその姿にいつも癒されていました。

息子が熱が出れば、側にずーっと寄り添い看病してくれ、泣いたり落ち込んでいる時にもやはりずっと寄り添ってくれていました。

もはや、兄弟というよりも私が不在時の母親代わりをしてくれているんだなとありがたかったです。

息子たちだけではなく、わたしがメンタルが弱っていた時にもクロちゃんはずーっと側にいてくれて、クロちゃんに辛い思いを聞いてもらったこともあります。

クロちゃんの存在は本当に不思議で、私の心の中を分かっているように感じていました。

姿は猫だけど本当は中身は人間で、私を助けるために来てくれたんじゃないのかと本気で考えることも何度もありました笑

今はもう亡くなってしまったクロちゃん。今でも感謝の気持ちでいいっぱいです。

おわりに

クロちゃんとは約9年間、楽しい思い出がたくさんありますが、体の弱い子だったので体調を崩して病院に行くことも多かったし、亡くなった時にはあまりの悲しみに鬱になりかけ、立ち直るのは大変でした。

幸いなことに猫エイズは発症しませんでしたが、他の病気や症状で苦しい時もありました。

これからクロちゃんのいろんなお話を書いていこうと思います。

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