シングルマザー 子育てにも自分にも自信がもてない

子育て

21歳で長男、23歳で次男出産。

周りのママ達がみんな立派に見えて

自分が未熟で世間知らずのダメママに思えて

いつも自信がなかった。

若いシングルマザーに世間はわりと冷たい。

無知で未熟でメンタルも不安定。

苦しかった悩み多き20代を振り返ってみようと思います。

周りがうらやましかった

20代、自分以外の人が羨ましくて劣等感の塊でした。

友達は就職しキャリアをスタートしていたり

恋愛をキラキラと楽しんでいたり

彼氏や友達と気軽に旅行に行ったり

わたしだけ何もない、置いていかれているような感覚。

「今みんなで飲んでるよ!」友達からの悪気のない連絡に

「子供がいなかったら私だって遊べるのに、、、」

夜泣きに疲れ果て、肩はゴリゴリ、髪はぼさぼさの21歳のわたし。

自分をかわいそうに思ったこともあります。

息子が可愛くて仕方ないのに

「一瞬でもそんなこと思ってしまってごめんね。こんなママでごめんね。」

と泣きそうになることも何度もありました。

そんな自分がまた嫌になる。

当時、特に離婚する前は幸せを感じることができず、笑えなくなり、自分のことも嫌いになり

他人をうらやんでばかりでネガティブの塊のようでした。

離婚後の変化

23歳で離婚したわたしは息子2人を連れて実家に戻り、子育てしながら自分と向き合いました。

これまでは自分の意志がなく、流されるままになんとなく生きてきた感じ。

人生に期待していなくて、悲観的だったり、諦めていたり

そもそも人生についてどころか自分のことも考えたことがなかった。

幼いころから何に対しても「どうでもいい」と思っていました。

離婚して、息子2人を育てなければならない状況になってやっとわたしの人生が始まったような感覚でした。

この子たちのためならなんでも頑張る!とシンプルにそう思いました。

わたしを信じきっているまっすぐな息子たち。

絶対にわたしが守るし、幸せにするし、この子たちにとって恥ずかしくない人になりたい。

できれば「このママでよかった」って思ってもらえるようなママになりたい。

わたしの生きる目標が初めてできたようでした。

メンタル弱すぎ

今のわたしを知る人は、まさか若い頃のわたしがそんなネガティブだったとは想像できないと思います。

シングルマザーを20年やってきてとても強くなったのです。

20代のわたしは弱くて不安で周りの目や言葉を気にしてばかりで、でもネガティブな自分は気づかれないように隠すような、かなりしんどい感じでした。

今のわたしが思うに、20代のわたしは

・自分に自信がない

・人の目が気になる

・人の言葉にいちいち反応する

・自分を好きになれない

・弱い部分を見せたくない

・自分を責めがち

・メンタル不安定

こんな感じでした。

良いところもあったと思います。

・素直

・人に頼りすぎない

・自分を客観的にみる

・反省と成長ができる

こんな感じと思います。

当時のわたしは、自分の弱さに気づいていて

弱さがすごく嫌でした。

そして自分を見つめて、これからどうすればいいのか一生懸命考えていました。

「強くないと守れない」

「笑っていないと笑わせられない」

言葉にするとどこかで聞いたことのあるセリフみたいだし、当たり前のことのようだけど

これだな!と思いました。

しなきゃいけないことは分かったけど、なにせメンタル弱すぎの状態なのでじゃあどうしようかなと自分なりに考え努力しました。

自己啓発、心理学、スピリチュアル系色々読みました。

20代前半はよく読書をしていました。

わたしにとって自分と向き合うためにとても必要な時間だったと今は思います。

強くなりたい

当時のわたしのテーマ。

とにかく強くなりたかった。

よく口に出していました。

息子たちと毎日笑って過ごすためには強くならないとだめだったんです。

若いシングルマザーに世間は冷たく、いやなことを言う人も多かったです。

仕事も思い通りにはいかないし、困難なことはたくさんありました。

それでもいつも笑っているためには、心の安定が必要。

心の安定とは、何が起こっても動揺せずご機嫌な自分でいること。

動揺せずにご機嫌な自分でいる為には、悪いことも嫌なことも自分の中でポジティブに変換して受け止める。

そんな感じで、心を安定させて常にご機嫌でいる為に自分をコントロールできるようになりたいと思い練習しました。

そうゆうとこが当時のわたしのいいところで、素直に取り組んだから成長できたと思います。

「鈍感力」という言葉を聞いたことがありますが、当時のわたしは自然とその技に磨きをかけていました。

例えばパート先のおばさんにシングルマザーであることに対しての嫌味を言われても、何を言っているのか分からないような素振りで笑って受け流す、とか。

わたしのことをよく知りもしないおじさんが偉そうに「子供がかわいそう」的なことを言ってきても、「へ~」とだけ言って笑う、とか。

どうでもいい人の言葉ってどうでもいい。何の意味もない。全くわたしには届かなくなってきました。

だんだん分かってきたんです。

わたしたちを大切に思ってくれている人の言葉だけ受け止めればいいって。

こうゆう気づきも自分を強くしてくれました。

とにかく強くなりたくて、いつも笑っていられる人になりたい。

本気でそう思って、そうなれるように頑張りました。

正解はない

息子たちは保育園、小学校、中学校、高校、専門学校や大学とあっという間に大人になりました。

息子たちが成長していくのと一緒にわたしも成長していきました。

メンタル弱くてしんどかったネガティブ女でしたが

周りの人たちの力を借りながらいろんなことを乗り越え、今ではメンタル安定の超ポジティブおばさんに仕上がっています。

20代は自分との戦いのようでした。

30代も色々ありましたが仕事を頑張りました。

40代あたりから、本当によく周りの人に褒めてもらえるようになりました。

「ひとりでよく頑張ってきたね」

「息子たちいい子に育ったね」

「よくやった」

などなど、子育てコンプリートとなればみんながわたしや息子たちを褒めてくれました。

やっと「わたし頑張れたんだな」と「色々あったけどやってこれたんだ」と

自分を認め褒めてあげられるようになりました。

一番嬉しかったのは息子に

「ひとりでよく2人を育てたね。よくやったよ」と言われた時。

息子たちのおかげで今のわたしがあるので、育ててもらったような、一緒に頑張ってきた仲間の様な不思議な感覚です。

あっというまの20年。

何が正解か分からない、むしろ正解がない子育て。

息子たち就職=子育て終了

一旦そうゆうことにしました。

これからも見守っていきます。

おわりに

シングルマザー頑張っているみなさん、メンタルは大丈夫ですか。

わたしはかなりしんどい時期があり、周りに助けてもらいながら自分と向き合い、弱い自分を克服してきました。

とにかく笑って生きていくために強くなりたい。

それが当時のわたしにとって一番大切でそんな自分になることが目標でした。

現在アラフォーのわたしは、周りの人たちにこういわれることが多いです。

明るい、元気、ポジティブ、あまり何も考えてない、悩みなんてなさそう。

みんながわたしに抱いている印象って、昔わたしがなりたかった自分です。

まるで悩みなんてないみたいに、バカみたいにいつも笑っていたい。

わたしの周りの人たちもいつも笑っていてほしい。

これがわたしにとって大事なこと。

腹立つこともしんどい時もあるけど乗り越え方が分かってきて

今が一番生きるのが楽です。

色々あるけど、自分で変えることができるのは自分だけですよね。

自分をある程度コントロールすることができれば、ちょっと楽になるんだなーって思います。

そして、それができるようになればなりたい自分に近づけて、自分に自信を持てるようになるのかなと思います。

子育てに関しては正解がないので、自信を持つってゆう感覚は最後までありませんでした。

それでも大丈夫!なんとかなります!

わたしのお話が、少しでも誰かのお役に立てれば嬉しいです。

タイトルとURLをコピーしました